富岩運河環水公園から遊歩道を運河沿いに海側に 歩いていくと2kmほどで中島閘門に着きます。
閘門とは水位差のある水面間で舟を通過させるため上流側と下流側にゲートを設置して水面の調整を行う閉空間およびそのゲートを含む設備です。
歩いていくことも可能ですが今日は暑いので熱中症対策として運河沿いの車道を車で行きました。
途中、今回の参院選(2016年7月10日投票)に出馬する女性の方が街宣車に乗りちょうど応援の人が演説をしていましたが通る車も少なくさらに暑さのためかなりの疲労困憊の顔をしていましたので思わず”頑張れよ”と手を振ると途端に顔が活気を取り戻してお辞儀をしてくれたので「あ~今日もいいことをしたな」と自己満足です。
体験できる遊覧船
ただ中島閘門の魅力を感じられる一番のおすすめはやはり遊覧船に乗っていくことであることは疑いの余地がないところです。
で、そのコースと料金および時刻表は次の通りです。
一日10回ほど閘門を通過します。(冬季は休航)
皆さん、富岩運河環水公園に訪れたならば、スタバでコーヒーを飲むだけではなく、遊覧船にも乗りましょう。
絶対に損はしませんよ。
環水公園の乗降場はスタバの向こう岸にあります。
環水公園を出発した遊覧船が中島閘門に近づいてきました。
結構人気があるみたいで船内は満席のように見えます。
今回、私は今回は一人だったので遊覧船には乗る気はなかったのですがもしかわいい姪っ子がいれば間違いなく一緒に乗っていたでしょう。
上流から下流へ
遊覧船が入る
遊覧船が来るまでは上流側の門扉は閉まっています。
下流側の門扉も閉まっています。
(今はここが閉まっているのが重要なポイントです)
とりあえず遊覧船を迎い入れるために上流側の門扉だけが開きました。
で、遊覧船は中島閘門の中へと入っていきます。
水位調節
上流側の門扉が閉まってしばらくしたら、あれ!遊覧船が下がってきています。
気がついたらかなり下まで下がっていってしまいました。
遊覧船が出る
水位が下がりきると(下流側と同じ水位になると)今度は下流側の門扉が開きました。
下流側の門扉が開くと遊覧船は動き出します。
岸壁に見える黒い部分が水位差です。
これだけ水位が下がっているのがわかると思います。
中島閘門を過ぎて下流側へ出て行ってしまいました。
下流から上流へ
しばらくすると下流側からきた遊覧船が中島閘門へ入っていきます。
そして下流側の門扉が閉まると、
遊覧船は今度はどんどん上がっていきます。
水位が上流側と同じレベルになると上流側の門扉が開いて、
遊覧船は環水公園へ向かって進んでいきます。
閘門の仕組み
この方式はパナマ運河と同じ複扉室(ふくひしつ)閘門方式となっているそうです。
そしてこの閘門は、昭和初期に作られた土木建造物としては全国で初めて、閘門、閘門操作所、放水路、中島橋、量水計が「富岩運河水閘施設」として国の重要文化財に指定されたそうです。
通過できる国指定重要文化財の閘門の中では、その水位差は日本で最大級らしいです。
地味だけど、結構すごいんだ。