2週間前に最大瞬間風速38.7m/sの強風が襲ってきました。
本日も風速10mの予報で風も強くなりそうです。
強風対策をしたつもりのピザ窯の小屋も
最大瞬間風速38.7m/sの時は風で少し浮いたりしていたので強風対策PART2の実施です。
ピザ窯用小屋強風対策PART2(その1)
以前は結構キャンプ三昧の時期があり、台風直撃の日にキャンプに出掛けるというのもたびたびあったので強風対策と言ったら思い浮かぶ対策はやはり張り綱です。
しかしながら小屋の周囲はコンクリートブロックなので
まずはM10メネジのグリップアンカーを小屋周辺のコンクリートブロックに埋め込みます。
コンクリート用のドリルを振動ドリルにセットしてコンクリートブロックに穴を開けます。
木工や鉄工の場合は回転のみで穴あけが可能ですから通常の電動ドリルやドリルドライバー等で問題ありませんが、
コンクリートやレンガのような硬いものに穴をあける場合は、回転のみでは穴をあけることが出来ず、回転+軸方向の打撃で砕きながら穴をあけなければなりません。
なので、振動ドリル(10mm前後の穴あけ)かハンマードリル(20mm以上の穴あけ)が必要です。
グリップアンカーの外径がΦ14なので下穴はφ14.5で、長さは40mmなので下穴の深さは45mm程度。
振動ドリルチャックの最大取り付け径は一般的にΦ13なのでコンクリート用ドリルも下の画像のように段付きタイプのものを使用します。
穴があいたらグリップアンカーを上から叩き入れますが、ねじ山がつぶれないように長めのボルトをねじ山いっぱいにねじ込んでそのボルトの頭をたたくのが良いでしょう。
直接叩くとねじ山がつぶれる可能性があります。
このやり方だと心配な人は千円弱で専用の打ち込み棒も市販されているのでそれを使用しても良いですが・・・。
グリップアンカーを固定したならばアイボルトと平ワッシャーを用意します。
グリップアンカーとアイボルトの間に平ワッシャーを挟んで、アイボルトをねじ込みましょう。
小屋の屋根の部分の梁にリングボルトを取り付けます。
私のイメージではここにメネジのアイボルトを取り付けるつもりではいたのですが
たまたま在庫でこの先使用する予定の無いリングボルトが4個余っていたので在庫整理です。
張り綱との連結にシャックルを使用します。
下側のアイボルトと張り綱との連結はセイフティフックを使用しています。
まあ実際にはカラビナといった方がいいようなレベルのものですが。
四隅に張り綱をして強風対策の完了です。
なんかやりすぎのような感じですが
実はこの張り綱も今は使わなくなったタープの張り綱の再利用です。
もともとは4m×4mのタープ用張り綱なので耐久性は充分だけど
長さがあるのでこんな変な掛け方になっています。
以上ですが
過去最大瞬間風速30m程度の時にはびくともしなかった小屋なので
実際はほとんどこのような状態になることはないのかな?
ピザ窯用小屋強風対策PART2(その2)
一応強風対策は終了し、かなりの強風にもビクともしないようにはなったのですが、ピザ窯を使用するときにいちいち張り綱を解除しなければならないので、せっかくの利便性を考慮した小屋の構造が台無しです。
亡くなった愛犬のリードが何本もあったので、これを利用して強風対策PART2の改良を行います。
首輪に引っ掛ける金具もちょうどいい感じで役に立っていますね。
張り具合を調整するためにターンバックルも利用しましょう。
ターンバックルを使用することでちょっと短めだった長さもちょうどいい感じに。
ちょっと長めだったリードも引き回し方を考えて
ターンバックル2個使いでちょうど良い長さに。
前と比べるとかなりすっきりしました。
もう張り綱をかけたままの状態で前扉や脱着カバーの開閉が自由に出来るようになりました。
前と比較すると見栄えも格段の進歩です。