香川県にある丸亀城は「石垣の名城」と言われる程、石垣が有名です。
江戸時代初期の城郭石垣を築く技術が最高水準に達したときに作られたもので、優れた技術で積まれた石垣を見ることができます。
特に丸亀城の主要な石垣は、高く美しい曲線が特長。
縄張りはほぼ四角形で山の廻りを堀(内堀)で囲む、渦郭式の平山城です。
市民広場から見る
城跡の道を挟んだ前の市民広場から見ていますが圧倒される天守の高さと石垣です。
山麓から山頂まで4重に重ねられ、総高60メートルの石垣は日本一高いそうです。
丸亀城とは直接の関係はないのですが変わったタクシーを見つけました。
おいしいうどん店に行くならうどんタクシー。
専任のドライバーになるには3つの試験をパスしなければならないそうです。
1.うどんの知識の筆記試験
2.知識を伝える能力があるかどうかの実地試験
3.讃岐うどんの手打ちが出来るかどうかの試験
3番の手打ち試験まで必要なんでしょうか。
大手門
史跡丸亀城跡の碑を見ながらいよいよ入城です。
当初大手門は南にあったが、京極氏がこの北側に変更したそうです。
堀の先に見える大手二の門。
大手二の門の内側です。
大手一の門。
一の門と二の門の間は桝形虎口になっています。
一の門(太鼓門)の櫓内部。
向こうに太鼓が置かれています。
三の丸へ
大手門を過ぎてからは見返り坂を登って三の丸へ向かいます。
階段ではないですけど登るという表現がぴったりの急な坂です。
見返り坂を登り切り三の丸の石垣が見えてきたところで思わず今来た坂道を振り返りました。
人間の心理をついた名前が付けられているんですね。
三の丸の見事な石垣。
さすが石垣の丸亀城ですね。
石垣に見とれてばかりいてはいけません。
見返り坂の傾斜を忘れてしまうほどの三の丸への急こう配の坂。
皆さんは何故みんな左側を歩いているかわかりますか?
別に左側通行の標識があるからではありません。
見返り坂ですでに体力を消耗しているので手すりの助けを借りなければ登れないのです。
横方向から見るとこんな感じの傾斜です。
でも注意しなければいけないのが後方に見える部分。
三の丸の入り口から見ると進入路はこんな感じになります。
急な坂を走ってきてさらに急な坂をやっとの思いで登っている時に横から弓矢あるいは鉄砲で狙われる。
敵兵は大変です。
こちら側の石垣も綺麗です。
この流れるような曲線がたまりません。
三の丸です。
三の丸は本丸・二の丸の周囲を取り囲んでいます。
三の丸にある月見櫓です。
二の丸へ
二の丸隅櫓の石垣も流れるような勾配が綺麗ですね。
三の丸から二の丸へ入っていきます。
喰い違いになっています。
二の丸です。
本丸へ
二の丸から本丸へ入っていきます。
喰い違いになっていて入ってすぐに天守が設置されています。
現存12天守の中で最も小さいということですが、三層三階ながら大きく見えます。
東の隅櫓から見ています。
それほど広くはない本丸です。
天守
天守の中に入ると私の好きな階段。
やっぱり現存天守の狭くて急な階段は大好きです。
ちなみに天守への入館料は200円です。
本丸から下を眺めてみます。
手前下にあるのが三の丸戌亥櫓。
その先に見えるのが山下御殿跡。
北側の三の丸から見た天守。
石垣と相まって三層三階ながら大きく見えます。
三の丸から見た二の丸搦手と天守。
ここから見る石垣も立派です。