UA-79192611-1 室戸岬にある四国第24番札所の最御崎寺

室戸岬にある四国第24番札所の最御崎寺

高知県室戸岬にある四国第24番札所であり真言宗豊山派の最御崎寺。
正式名称は室戸山明星院最御崎寺となります。
807年(大同2年)嵯峨天皇の勅願により弘法大師空海が創建しました。
室戸岬の地元では東西に対峙している第二十六番札所の金剛頂寺を西寺(にしでら)と呼ぶのに対し、東寺(ひがしでら)と呼ぶのだそうです。
本尊は御厨人窟にて、空海が自ら刻んだといわれる虚空蔵菩薩(秘仏)。

室戸岬の海岸から室戸スカイラインを車で登り、室戸岬灯台に来たのですが、最御崎寺も入り口が一緒みたいです。

四国のお寺巡りはお遍路さんの時まで楽しみにとっておこうと思っていたのですが、ほとんど同じ場所にあるみたいなので方針変更して立ち寄ることにしました。
恐れ多くも弘法大師様がお出迎えしてくださいましたしね。
ついでに私の連れは常に御朱印帳を持って観光しているもんで。

仁王門

本来の参道は室戸岬先端東側の海沿いを走る国道55号からの登山道になるため仁王門は灯台のすぐ近くにあります。
室戸スカイラインを車で来た人は、寺の裏側から回り込んで来る感じですね。

室戸山の額がかかっています

鐘楼堂

由緒正しき寺院で時折見られる立派な鐘楼堂。
慶安元年(1648)、土佐藩2代目藩主「山内忠義」により寄進されました。
なるほどね、立派な鐘楼堂がある場合はこれがポイントです。

鐘楼堂とその奥の虚空蔵菩薩、さらにその奥が多宝塔

橦木は収まり切らないみたいで一部が外にはみ出しています。
わざわざ周りを覆うのにはどういった理由があるのでしょう。
ついでに鐘の音が内部に籠って遠くまで届かないような気がするのですがどうなんでしょうか。
この手の鐘楼堂の鐘が突かれているのを聞いたことがないので確認したことはありませんが。

多宝塔

多宝塔は、一般にはこのように平面が方形の初層の上に平面が円形の上層を重ね、宝形造(四角錐形)の屋根を有する二層塔婆をいいます。
空海によって高野山に建てられたのが始まりと言われ、主に真言宗の寺院に見られるそうです。
ただこんなピンク色のものは初めて見ました。
これは昭和54年再建されたものなのでその時に現代風に塗り替えたのかな。

本堂

この本堂は大正13年再建されたそうです。
本堂の前にはお遍路さんの姿も。
実はちょっと前までたくさんのお遍路さんがいたのですが、一番人の少ない時を狙って撮っています。
たくさんのお遍路さんは今、本堂の左の納経所で御朱印と墨書きの順番を待っておられます。

かなり劣化が激しいようですが立派な彫刻が施されています。
台風銀座と呼ばれる室戸岬先端の高台にあるので仕方がないのかも知れません。

四国霊場第24番最御崎寺の看板。
かなり劣化しています。

可愛い小僧さんの看板もあります。
これはさすがに新しいですね。

本堂の裏手にある鐘つき堂

本堂の左側から裏手に回ると一般?のお寺でよく見る鐘つき堂。
由緒正しき鐘楼堂は使うわけにはいかないのでその代わりの鐘楼堂なのでしょうか。

へんろセンンター

お寺の後方にある室戸岬最御崎寺へんろセンター。
宿坊とユースホステルを兼ねているとのことですが、存在意義の異なる2つの形態が共存しているということは・・・よくわかりません。

スポンサーリンク
ひとやすみレクタングル大18.02.19
ひとやすみレクタングル大18.02.19

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする

スポンサーリンク
ひとやすみレクタングル大18.02.19