種子島の南種子町にある千座の岩屋。
「ちくらのいわや」と読みます。
種子島の東側の海岸には長い年月をかけて太平洋の荒波に洗われてできた海蝕岩が多く見られますが、そのなかでも浜田海浜にある千座の岩屋は天然の海蝕洞窟で、その洞窟内には1000人もの人が座れるほどの広さがあるという意味で名づけられています。
浸食された岩肌が印象的ですね。
近づけば近づくほど浸食面の荒々しさが際立ってきます。
というよりも浸食され過ぎの感があります。
岩山の半分は浸食されてしまっているのではないでしょうか。
浜田海水浴場の海の家からここに至るまでには百メートル以上の柔らかめの砂浜を横切ってきているので、疲れ切った背中を見せている人々。
そう言っている私も、実は撮影をするふりをして休憩しています。
入口は結構大きな穴です。このほかに海側に面した穴が二つあります。
洞窟内に入れる時間は、干潮時刻の前後2時間のみということなので今はちょうどその時間帯なのでしょう。
というかそのあたりは、地元の人に連れてきてもらっているので、抜かりはありません。
裏側にまで穴は続いています。
裏側に出たところには水たまりがあったので満潮時はたぶん海水面が裏側にまで到達するんだろうと思います。
見てはいませんのであくまで推測と言うことで。
沖合にある岩礁群も自然が作り上げた素晴らしい景観を醸し出しています。
なかなか他では見られない形ではないでしょうか。
岩をも削る偉大な海の力です。
洞窟の中は意外と天井が高くなっています。
ゴミが打ち揚げられているということは満潮時にはここにいると命の危険にさらされるということですね。
洞窟の中はいくつかの広いスペースがあり、確かに1000人が座れるかもしれませんがたぶん誰も試してみたことはないでしょう。
背後の素晴らしい景観と洞窟の入り口で戯れる人々。
なかなか素晴らしい光景だとは思いませんか。
海に面した洞窟の入り口で沖合にちらばる岩礁と海との素晴らしい景観に見入る仲のよさそうな男女二人。
やがて別々の道を歩き始める二人。
こんなことを書いたのがわかったらこの二人に叱られてしまいますね。
ポーズをとる少女たち。
ひとり戯れる少年。
ポツンと鳥居のみが砂浜に埋もれています。
この鳥居はなぜここにあるの?
元々はどのくらいの高さの鳥居なの?
なぜ砂に埋もれているの?
広々とした砂浜の続く浜田海水浴場の海岸。
砂浜を歩いた後の靴の中は砂だらけでしたので、皆さん気を付けてくださいね。