UA-79192611-1 重要文化財の道後温泉本館

重要文化財の道後温泉本館

愛媛県松山市の道後温泉。
3000年以上の歴史があり、日本三大古湯のひとつに数えられています。
「坊ちゃん」でも有名ですね。
中心街にある温泉共同浴場の道後温泉本館は国の重要文化財に指定されている唯一の温泉施設です。
共同浴場番付においては東の湯田中温泉大湯と並び西の横綱に番付けされているほか、ミシュランガイドにおいて2つ星に選定されています。

最寄りの道後温泉駅

それでは

ここは伊予鉄道城南線の道後温泉駅。
道後温泉本館への最寄駅です。

道後温泉駅舎。
旧駅舎が明治洋風建築そのままの外観で復元されています。

駅前の道後温泉商店街

駅を出てすぐ左手にある道後温泉商店街の南入口横にあるカラクリ時計。
時計の横にあるのは湯釜でその周りは足湯「放生園」となっています。
今日はこの雨の中、さすがに利用している人はいませんね。

道後温泉商店街(愛称は「道後ハイカラ通り」)のアーケード。
この商店街は道後温泉駅から道後温泉本館まで続いています。
また商店街のお店は何と夜10時まで営業しておるそうです。
というか、ほとんどが観光客と温泉宿泊客目当ての店なので当然なのでしょうね。

道後温泉椿の湯。
道後温泉本館の姉妹湯となっている公衆浴場です。
この建物が見えたら商店街を右に折れます。

道後温泉本館正面入り口

現れました。
道後温泉本館。
明治27年に建築された三層楼の歴史ある建物(近代和風建築)で、1994年に国の重要文化財(文化施設)として指定されました。

道後温泉と言えばこの一枚。
必ずでてくるこの正面入り口。
本当は人が写っていない写真を撮りたかったので10分以上待っていましたが、ほとんどの人は自分が写っていなければならないみたいで、なかなか人が切れません。
これでも一人だけなので奇跡的な一枚です。

正面斜め右からみた本館です。
単体でも素晴らしい建物ですが、背後の近代的なビルとの風景でこの建物が余計に際立っています。

本館三階の屋上に設置されている振鷺閣は、約一坪の周囲に赤いギヤマンの障子で、夜になると中央天井から釣ランプを灯していたそうです。
当時は周辺に高いビルなどあろうはずもないので訪れた人々は今のスカイツリーほどの感動があったのではないでしょうか。
中央に吊るされた太鼓は、昔から時刻を告げる「刻太鼓」として打ち鳴らされていましたが、現在は、朝・昼・夕の3回鳴らされています。
この刻太鼓は環境庁の残したい日本の音風景100選に選定されています

私は知らなかったのですが、ここはちゃんと今でも営業しているんですね。
入浴券発売所があります。

料金表も掲示してあります。
確かに入場料金ではなく入浴料金と書いてあります。
私は今までずっと昔の建物を保存して記念館となっているものだとばかり思っていました。

道後温泉本館を周囲から見る

正面斜め左側から。

正面の左側から。

裏手斜め右側から。

2階には又新殿(ゆうしんでん)があります。
明治32年に建てられ、昭和天皇も行幸の際に湯浴みを楽しまれた皇室専用の湯殿。
霊の湯の利用者には「玉座の間」や最上の御影石・庵治石が使われた浴槽など、優雅な造りの湯殿をガイド付きで見学できるそうです。

裏手正面から。

裏手斜め左側から。

近代的なホテルや商店街の中にあって、ひときわ風格ある悠々たる雰囲気の施設ですね。

正面右側から。

道後温泉本館はあの『千と千尋の神隠し』の、油屋のモデルになったと言われている建物です。
『千と千尋の神隠し』の油屋は、木造による重厚な重層構造の共同湯として描かれていますね。
製作元は、大いに参考にした場所として紹介しています。

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ひとやすみレクタングル大18.02.19
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